フッ素洗口(プクプクうがい)によるむし歯予防について

フッ素の主な働き

  1. 歯の質を丈夫にする
  2. 口の中の細菌の働きを弱める
  3. できはじめのむし歯を治す事ができるなどがあります。そのむし歯予防効果のあるフッ素を歯磨き以外で取り入れる方法の一つとしてフッ素洗口があります。
    フッ素洗口は適量のフッ素洗口液を約1分間口に含んですすぐ事により歯の表面にフッ素イオンを作用させ、歯の質を強化する簡単なむし歯予防法です。

フッ素洗口によるむし歯予防効果は、最近の国内の報告では約30〜80%と高い効果を上げています。週1回法と毎日法(週5回法)があり、うがいが上手にできるようになる4才頃から永久歯が生え揃う中学生まで行う事が推奨されています。

フッ素洗口を実施する学校や幼稚園、保育所などは各地で年々増えてきていますがフッ素洗口が導入されていない地域においては各家庭で個人的に購入し、15才くらいまで継続して使用する必要があります。家庭でフッ素洗口を行う場合は食事を終えた就寝前に行うと効果的です。

フッ素洗口劃は歯科医師の指示により、歯科医院あるいは薬局で購入出来ます。指示された通りに行うフッ素洗口は安全性が高く、低コストで簡単なむし歯予防法の一つです。4才から15才くらいまでフッ素洗口を続けるとむし歯予防に非常に効果的です。お子様のお口の健康のためフッ素洗口の導入をおすすめします。

阿蘇市波野地区でのフッ化物洗口の効果

波野地区でのフッ化物洗口は、保育所が平成7年11月から、小学校と中学校は平成9年3月から始まりました。平成7年当時に4才でフッ化物洗口を始めた子ども達は、平成17年には中学3年生となり、10年間続けています。

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